食事と栄養(GLs for the Captive Management of FFs, 2011)
出典
South Australian Government (2011), Guidelines for the Captive Management of Flying Foxes in South Australia.
ざっくりまとめ
・必要栄養量の指標は1995から変わりなし
・硬い果物2/3、柔らかい果物1/3 →顎の筋肉・歯の健康
・繊維質を摂取させすぎないように注意、特に子供は腸疾患のリスクあり
・蛋白の添加、塩・ミネラルの投与
感想
・「食べ物を奪うのはオオコウモリによくみられる行為」目の前にエサ入れあるのに他人が食べてたりお腹にキープしてるの奪うんですよ…(子ども相手でも容赦ない)
・日本の個体はバナナには適応しているのではという気がする。コーン缶は非常食によさそう
続きを読む食事(Australian Mammals: Biology and Captive Management, 2007)
出典
S. M. Jackson SM (2007), BATS in: Australian Mammals: Biology and Captive Management, Biology, DOI:10.5860/choice.41-6538
ざっくりまとめ
・1日に与える量は体重の25-35%、複数の種類の果物
・カルシウムを添加する
感想
・「大きいと一口かじって残りを捨ててしまう」やるやる
・オーストラリアのオオコウモリのサイズ…(gray-headed flyingfox 600-1,000g)
続きを読む食事と栄養(Bats in Captivity Online, 1995)
出典
Barnard SM (1995), Chap.7 Feeding adult bats. in: Bats in Captivity Online
http://www.basicallybats.org/onlinebook/CONTENTS.htm
ざっくりまとめ
・蛋白質は必要だが過剰なケースが多い(腎臓病のリスク)
・ビタミン(Cは不要)、ミネラル必要
・果物以外にも葉物野菜・花・オイルなど。柑橘類は与えないほうがいい(口内のトラブル)
・餌の量の目安は、体重の50~100%の重量、ただし小型種は多めが良い
感想
・柑橘類NGかどうかは資料によってさまざま。
・うちのもたまに紙丸めたやつ作ります、なんなんだろう
続きを読む食事と栄養(Fruit Bat Husbandry Manual, 1995)
出典
Demspey J.L. and S.D. Crissey (1995), Nutrition. In: Fruit Bat Husbandry Manual, N. Fascione, Ed. AZA Bat Taxon Advisory Group. The Lubee Foundation Inc.
https://www.battag.org/husbandry.html
ざっくりまとめ
・果実食コウモリに必要な1日の栄養量ははっきりわかっていない
・果実食コウモリに必要な栄養素に関連しそうなデータ(排泄物や動物園で与えている餌の内容など)と他の動物のデータを組み合わせて推測した値を参考にするしかないのが現状
・必要量が推測されている栄養素はタンパク質、脂肪、ビタミンA/D/E、カルシウム、リン
・餌の量の目安は、体重の50~120%の重量、ただし授乳中は増やす
感想
・動物園によって餌が全然違っておもしろい。葉物食べるらしいのは意外。うちのコウモリはカボチャも好き。
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